千葉フィルハーモニー管弦楽団 第73回演奏会にご来場いただき、誠にありがとうございました。
次回演奏会は、2026年2月15日(日)、かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホールにて、R. コルサコフ/序曲「ロシアの復活祭」、ストラヴィンスキー/組曲「火の鳥」(1945年版)、チャイコフスキー/交響曲第3番ニ長調「ポーランド」を予定しています。またのご来場をお待ちしております。
千葉フィルハーモニー管弦楽団 第73回演奏会にご来場いただき、誠にありがとうございました。
次回演奏会は、2026年2月15日(日)、かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホールにて、R. コルサコフ/序曲「ロシアの復活祭」、ストラヴィンスキー/組曲「火の鳥」(1945年版)、チャイコフスキー/交響曲第3番ニ長調「ポーランド」を予定しています。またのご来場をお待ちしております。
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日程:2025年7月20日(日) 13:30開演(12:45開場)
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2025年7月20日(日)開催の千葉フィルハーモニー管弦楽団 第73回演奏会の指揮者、金子 建志氏は、体調不良により出演を見合わせることとなりました。そのため、本公演は急遽指揮者を野田 祐介氏(東京音楽大学副学長兼教授)に変更して開催することにいたしました。曲目の変更はございません。また指揮者変更による払い戻しは行いません。
急遽の指揮者変更に関して、心よりお詫びいたしますとともに、皆さまのご来場をお待ち申し上げます。
モーツァルトがマンハイムを訪れた際に書いた手紙に、当時、最高のオーケストラだった同地の宮廷楽団の規模の大きさと充実ぶりを絶賛した文章が見られるのだが、その中に「第1ヴァイオリンが左(下手)、第2ヴァイオリンが右」という配置に関しての記述がある。このヴァイオリンを指揮者の両翼に向かい合う形で置く対向配置は、その後も各地で、ほぼ基本的なフォーマットとして継承されてきた。
ラヴェルがバレエ・リュスを主催するディアギレフの依頼に応じて作った作品だが、ディアギレフは気に入らず、バレエ・リュスでの上演はお蔵入り。そこで、ラヴェルは独立したオーケストラ曲として発表する。初演は1920年の秋のこと。すでに第一次世界大戦は終結し志願兵として従軍していたラヴェルの兵役もすでに終了していた。
〈9番〉は決して取っ付き易い曲ではないが、〈7番〉や〈8番〉みたいな形で聴き手を当惑させることはないような気がする。筆者が〈9番〉を初めて聴いたのは70年のバーンスタイン=ニューヨークフィルの実演だが、その時点でマーラーに対する知識はお話にならないほど乏しかったにもかかわらず「別れ」と「死」を表現しようとした曲だということは理解できた。別れの気分に始まり、壮絶な戦いを経て、諦めの中に死を容認する―というのが全体の筋道なのだが、その中になんと多くの要素が詰まっていることか。
マーラーをめぐるトピックで、最新の事柄といえばブライトコプフ社が新校訂によるスコアの出版を開始した、ということであろうか。つい先日、ブライトコプフ社の代表が、今年になって出版された交響曲第5番について語るという機会があって出かけて行ったのだが、その内容は驚くべきものであった。