「今日の演奏会は千葉フィルらしかった」とか「今回の選曲はあまり千葉フィルらしくないよな」とか。普段このオーケストラで活動する中で、「千葉フィルらしい」という言葉を良く聞きます。私自身も頻繁に使いますし、千葉フィルの人でもそうでない人でも、それで意味するところは概ね通じているような気がします。
しかし、この「千葉フィルらしさ」って一体何なのでしょう?金子さんがこうと言ったわけでは無いですし、「千葉フィルらしさとは、こうだ!」と団で定めたわけでももちろんありません。
そこで、今回は過去の演奏曲目から、この「千葉フィルらしさ」とは何なのか?を考えてみることとしました。「千葉フィルらしさ」。このよく使われるくせに漠然とした言葉の正体は、一体如何なるものなのでしょう。