第29回演奏会

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日程:2014年1月11日(土) 17:15開場 18:00開演
会場:習志野文化ホール
指揮:金子 建志
演目:

  • プロコフィエフ/「ロミオとジュリエット」より3つの組曲を中心にストーリー順に抜粋
  • ニールセン/交響曲第4番「不滅」

プログラム紹介

プロコフィエフ 《ロメオとジュリエット》より3つの組曲を中心にストーリー順に抜粋

シェイクスピアの有名な戯曲《ロミオとジュリエット》をバレエにしたものに音楽を付けたプロコフィエフ。その音楽は、リリカルな要素とそれに相反するメカニカルな要素とが一つの音楽の中で見事に融合したものだった。軽快なメロディ、意表を突く転調、美しい叙情、威圧的に迫る不協和音。それらのものを縦横無尽に駆使したこの作品は、プロコフィエフの魅力が十分に詰まった彼の最高傑作の一つとなった。 大人たちの都合に翻弄される可憐な少年少女の悲劇的な恋物語、それを圧倒的な筆致で描いたプロコフィエフ。今回はバレエ音楽から編まれた三曲の演奏会用組曲と大元のバレエ音楽から抜粋して、物語順に音楽を演奏する。

ニールセン 交響曲第4番 《不滅》

第一次世界大戦中の1916年に完成した交響曲第4番に、ニールセンは《不滅》(消し難きもの)という題名を付けた。20世紀になって人類が迎えた危機、第一次世界大戦。そしてこの時、ニールセンは個人的にも危機の中にあった。妻との不和、ライバルとの確執。 「音楽は人生そのものであり、消し難きものである」と語ったニールセン。個人の日常の中においても、個人の力を超えた大きな時代の中においても訪れた未曾有の危機。その危機を乗り越えんとして作曲されたこの《不滅》は、力強い意志がみなぎったニールセンの代表作である。 聴きどころは、曲の終盤部に登場する二組のティンパニの掛け合い。まるで戦いのように二人のティンパニ奏者が繰り広げる乱打は、最も印象的でかつ象徴的な部分である。

共に20世紀の作曲家であるプロコフィエフとニールセンの代表作を取り上げる今回の千葉フィルのコンサート。この個性的な音楽を金子建志と千葉フィルがどう表現するのか。興味が尽きないコンサートとなるであろう。

タグ: プロコフィエフ, ニールセン

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