第24回演奏会

27th-comcert-thumb

日程:2009年1月

会場:習志野文化ホール
指揮:金子建志
曲目:

  • ドボルザーク 「金の紡ぎ車」
  • ルーセル 「バッカスとアリアーヌ」第二組曲
  • ベートーヴェン 交響曲第五番「運命」

曲目解説

ベートーヴェン (1770~1827) 交響曲第5番 ハ短調 〈運命〉 作品67

〈運命〉という俗称と、それが与えた影響

ベートーヴェン自身が標題をつけた交響曲は第3番〈エロイカ=英雄〉と第6番〈田園〉の2曲。〈運命〉というのは、ベートーヴェンが冒頭部①について「運命は、こう扉を叩く」と語った、と弟子のシンドラーが伝えたことに由来する俗称なのだが、これに関して、欧米と日本では扱いが正反対なことは良く知られている。一番はっきりしているのがCD等のジャケットで、邦盤では〈運命〉という表記が既定事実化しているのに対し、外盤で「Schicksal(独)」や「Fate(英)」とクレジットされている例は皆無に近い。但し、解説には使われているし、実際、ロマン派以降の作曲家達は「運命」という意味を含めて、この曲の冒頭主題を様々な形で引用しているのである。

 

タグ: ベートーヴェン

関連記事