ベートーヴェン - 千葉フィルハーモニー管弦楽団
〈運命〉という俗称と、それが与えた影響
ベートーヴェン自身が標題をつけた交響曲は第3番〈エロイカ=英雄〉と第6番〈田園〉の2曲。〈運命〉というのは、ベートーヴェンが冒頭部①について「運命は、こう扉を叩く」と語った、と弟子のシンドラーが伝えたことに由来する俗称なのだが、これに関して、欧米と日本では扱いが正反対なことは良く知られている。一番はっきりしているのがCD等のジャケットで、邦盤では〈運命〉という表記が既定事実化しているのに対し、外盤で「Schicksal(独)」や「Fate(英)」とクレジットされている例は皆無に近い。但し、解説には使われているし、実際、ロマン派以降の作曲家達は「運命」という意味を含めて、この曲の冒頭主題を様々な形で引用しているのである。
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1808年12月22日、ベートーヴェンの指揮で〈運命〉と同日、ウィーンで初演。
音楽と全く無縁だった私が、初めて惹かれたのがこの〈田園〉。中学1年の春、音楽の授業で〈グランド・キャニオン〉と続けて「感想を言いなさい」ということだった。たぶん標題音楽の比較だったのだろう。私の心にはベートーヴェンが深く残り、夏休み後に引っ越した習志野2中の吹奏楽クラブで、音楽に深入りすることになった。家の周囲は畑や田んぼに囲まれており、レコードで聴いた〈田園〉を口ずさみながら、夕焼けを眺めていたものである。
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流行りに乗るベートーヴェン
《レオノーレ》序曲第3番はベートーヴェン唯一のオペラの序曲のために作曲された音楽で、このオペラ《フィデリオ》の物語は、16世紀スペインを舞台としたもの。無実の罪で2年もの間に渡って牢獄に囚われているフロレスタン。妻のレオノーレは男装しフィデリオと名乗り、果敢にも夫の救出に向かう。この高潔な、かつ高らかに夫婦愛が称えられるオペラはいかにも理想主義者ベートーヴェンに相応しく、かつ、娯楽としての性格を大きくもつオペラというジャンルとベートーヴェンとの、なんとも言えないずれが語られてきた。これはこれで間違いではないのだが、ベートーヴェンがこのオペラを作曲する経緯を事細かに見ていくと、もうちょっと違った風景も見えてくる。
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ベートーヴェンは、唯一のオペラ〈フィデリオ〉のために、〈レオノーレ序曲〉とされる3曲と、全く別のプランによって最後に作曲された〈フィデリオ〉序曲の4曲を作曲した。その中で最も規模の大きなのが、この〈3番〉。物語全体を交響詩的に圧縮しているという点はゲーテの戯曲に付曲した〈エグモント〉の序曲と同じで「序奏部→アレグロ主部→快速のコーダ」という構成も共通だが、〈エグモント〉がへ短調→ヘ長調という、『運命型』の短調→長調という『暗→明』の図式によっているのに対し、レオノーレ〈3番〉は、ハ長調で一貫している。
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千葉フィルハーモニー管弦楽団は、2015年12月に開催される 『第12回「市民による第九」特別演奏会』に「市民による第九」フェスティバルオーケストラとして参加します。
演奏会概要
- 名称:第12回「市民による第九」特別演奏会
- 日程:2015年12月6日(日)14:00開演(13:20開場)
- 会場:千葉県文化会館
- 指揮:金子 建志
- ソリスト:鳥海仁子(ソプラノ)、坂本晶子(アルト)、安藤英市(テノール)、藤平久志(バリトン)
- 合唱指揮:大久保 光哉
- 後援:千葉市
- 演目:
ジョン・ウィリアムズ:〈スターウォーズ〉より
ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱付き》
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日程:2005年1月
会場:習志野文化ホール 指揮:金子建志 曲目:
- チャイコフスキー デンマーク国歌による祝典序曲
- ストラヴィンスキー バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年原典版)
- ベートーヴェン 交響曲第七番
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日程:2009年1月
会場:習志野文化ホール 指揮:金子建志 曲目:
- ドボルザーク 「金の紡ぎ車」
- ルーセル 「バッカスとアリアーヌ」第二組曲
- ベートーヴェン 交響曲第五番「運命」
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