R.シュトラウス バレエ〈泡立ちクリーム〉 作品70(台本:R.シュトラウス)

第Ⅱ幕

ケーキを食べ過ぎて、うなされる少年

12. 病室 ケーキを食べ過ぎた少年がベッドに横たわる病室㉑の描写。前半aは「堅信礼」、後半bは「泡立ちクリーム」。

schlagobers 21

13. 医者の登場 ホルンが導入する医者㉒は、同じ重苦しさを継承。食べ過ぎなので特効薬は無く、物語は第Ⅰ幕同様、お菓子を主役とするメルヘンとして新たな展開を迎える。

schlagobers 22

お菓子の王女=プラリネ姫の登場

14. お菓子の王女(プラリネ姫)一行の入場 付点リズム㉓に乗って、新たなお菓子の一団が入場。

correlation diagram b 600px

クラッカー・ボンボンやチョコレート・ボンボンを引き連れてさっそうと登場したプラリネ姫は、ソロで踊り出す。

schlagobers 23

15. プラリネ姫の踊り(ワルツ) 第Ⅰ幕の茶の花姫と同様、ヴァイオリン・ソロがプラリネ姫を描く。相手は、ここでもチェロ(同じ楽器どうしの二重奏だが、役柄は別人なので注意されたい)。このワルツもウィーン風で、〈ばらの騎士〉を思わせる。㉔㉕には②ケーキ屋のxが含まれ、主題的に関連づけられている。

schlagobers 24

schlagobers 25

タグ: リヒャルト・シュトラウス

関連記事