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第2楽章 変ホ長調 2/2拍子
ヴァイオリンとチェロのオクターヴ・ユニゾン⑪で牧歌的に始まる。表記のアンダンテは緩徐楽章に相当するのだが、中間部のアレグロ→プレスト的な過激な変化が特徴。ファゴットによる⑫aから移行部に入り、⑫bを経て、活動的な⑬が確定。これをフルート他が6/4 に移行させる。
ソロ・チェロが⑪を再現した後、竪琴のように伴奏するハープがホルン⑭を支えて、幻想的な世界への扉を開ける。鳥の囀り⑮が終わると、より激しい嵐に進みそうになるが、小節線上に書かれたフェルマータで中断。この楔の後、ピチカートの3拍子に乗って、フルートが半音階的に上下する吹雪を描写する。
2拍子に戻った後、緩急のせめぎ合いが一段と激化。シンバルが加わった頂点で倍テンポ的な転換が起こり、金管による⑬が壮大な頂点を築いた後、冒頭の⑪に戻って静かに結ばれる。