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ワーグナー - 千葉フィルハーモニー管弦楽団

リヒャルト・ワーグナー (1813~83) 歌劇 《リエンツィ》 序曲

wagner thumbワーグナーがケーニヒスベルクの指揮者をつとめていた23歳の頃、E.B.リットン(英・1803~73年)の小説「コーラ・ディ・リエンツィ」(1835)に触発され、38年にリガで台本を完成。リガ→パリ→ドレスデンと遍歴する間にスコアを書き上げた。ラインガーの指揮によって42年10月20日ドレスデン宮廷歌劇場で行われた初演は、画期的な大成功となり、同劇場の楽長就任へと繋がった。その後〈さまよえるオランダ人〉〈タンホイザー〉で地盤を固めたかのように見えたが、1849年に勃発した革命の際、宮廷楽長の身でありながら革命側に加担したために、一転、政治犯として終われる身となり、スイスへと逃れることになる。

ワーグナー(1813~1883) 《パルジファル》第1幕への前奏曲

wagner-1864-thumb 19世紀後半に登場した巨人、ワーグナー。そのワーグナーの最後のオペラ《パルジファル》。ワーグナーは創作の中心をオペラにおいていた作曲家で、重厚長大なオペラを幾つも作曲していた。そのオペラ作曲家ワーグナーの最後のオペラである《パルジファル》は、その独特な世界観と相まってワーグナー音楽の神髄と言われることも多い。

ワーグナー《トリスタンとイゾルデ》より

トリスタン伝説とワーグナー

tristan and isolde 120px 《トリスタンとイゾルデ》はケルト起源の伝説に基づいている。ローマ帝国の時代からスコットランド辺りで活動していたピクト人はケルト系ともされるが、実態は不明。このピクト人の年代記に登場するドゥルストという名前が、トリスタンという名前の原型と推測されている。ドゥルストとは嵐や喧騒を意味し、ドゥロスタンという名前にも変化している。この名前はウェールズに渡るとドリスタン、トリスタンとなり、フランス語の悲しみを意味する言葉「トリステス」と結びつき、物語性を想起させる名前となっていく。

ワーグナー《パルジファル》第1幕への前奏曲の楽曲解説

parsifal-p-thumb弦と木管がユニゾンで奏する「聖餐の動機」①aで始まる。男性の修道僧が歌う聖歌を連想させる低い音域で荘厳に始まるこの①aが、トランペットやオーボエの高音域に上がって繰り返されると、高弦と木管が伴奏音型のように絡まっていく。この①b、ヴァイオリン+ヴィオラが4本の弦を上下する一般的なアルペジョなのに対し、木管は3連符と2連符が交替しながら進む不規則なリズム音型。ワーグナーは「神性=三位一体」を意味する「3」に、現世的な「2」「4」を絡めることで、キリストからアムフォルタス王に繋がる信仰が、現世において巻き込まれる世俗的な受難や、原罪的な嘆きを象徴し、音響的には、ステンドグラスから差し込む淡い光を思わせる神秘的な光彩を作り出した。この波のように揺れる響きは、印象派を先取りしており、ドビュッシーやラヴェルに影響を与えた。

第17回サマーコンサート

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日程:2005年8月

会場:習志野文化ホール
指揮:金子建志
曲目:

  • ワーグナー タンホイザー序曲とバッカナール(パリ版)
  • マーラー 交響曲第十番(クックによる全曲版・金子建志校訂)

第27回サマーコンサート

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日程:2015年8月2日(日)13時30分開演(12:45開場)
会場:習志野文化ホール(JR津田沼駅前)
指揮:金子 建志
演目:

  • ワーグナー/《パルジファル》第1幕への前奏曲
  • マーラー/交響曲6番「悲劇的」
     (クビーク新校訂版)

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第28回演奏会

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日程:2013年1月12日(土) 17:15開場 18:00開演
会場:習志野文化ホール
指揮:金子 建志
演目:

  • ワーグナー 歌劇「リエンツィ」序曲
  • ラフマニノフ 交響詩「死の島」
  • プロコフィエフ 交響曲第六番